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土方歳三最期の一日 通し感想 まとめ2
※すみません。時間を置いたら少しは冷めると思ったのですが、さらに無駄に熱いです。お気をつけ下さいませ。ちなみに史実の土方さんについての話ではなく、あくまでドラマの土方についてのみの語りです。混ぜてはいないつもり。

■「死に場所を探していた」問題。自分の解答。

初見時。どうしても「死に場所を探していた」という言葉が浮いてる気がしてならなかった。たとえそれが真実だとしてもその表現は安易すぎるだろう、と書いた三谷さんに対して文句を言いたくなり、そもそも土方がこの言葉を使うこと自体に違和感を感じたのも確かだ。

だが、それを納得するきっかけも彼の言葉の中にあった。「途方もない話に俺は驚いた。」「無茶な話だ。」「しかしあんただって腹の底では、それが夢でしかないことをわかっていたはずだ。」「本当に新しい国が作れるなんて思っちゃいなかった。」。榎本との対話の中でこれらの否定的な言葉を繰り返すのを聞き、あぁこの人はこの1年間、最期の日に至るまで先を見ていなかったということ気付いたのだ。目の前の戦いではなくその先を。

そこで本編を振り返ってみて土方という人を考えたとき、真っ先に浮かんできたのは「良くも悪くも目的のためには手段を選ばない人」というものだった。この場合の目的はどちらか言うと夢と言ったほうが良いかもしれない。つまり大河での「かっちゃんを大名にする。」ってやつがそれだ(続編では「日本一の侍にする」とさらにでかくなってたけど^^;勘違いだったら許して)。その目的を果たすために彼が行った事に対しては全て肯定する訳にはいかないけれど、そして時勢の波に飲まれて目的を果たすことはできなかったけれど、それでも彼はその目的のために生きていた。

では続編の彼はどうか。戦いという所詮手段というべきものが目的となっている気がしたし、何故戦うのか、戦ってどうしたいのか。少なくとも私にはそれがまったく見えてこなかった。「近藤さんの無念を晴らす」ということが戦う目的と言えばそうなのかもしれないし、新選組の副長としてとしての意地もあるかもしれない。だが私にはそれが彼の中で目的と成り得ているとは思えなかった。あくまで死なない(死ねない)理由であって生きる理由ではなかった。

とはいってもあの新選組副長の土方だ。むざむざ死ぬ訳はない。目の前の戦いには全力で勝ちにいっている。そして戦術家として、また指揮官としても素質を持っているのだろう。結果を出している。第一死ぬ気の人間に指揮された部隊が勝てるわけもないのだから。しかし、彼が言う「すんなり薩長の世の中になるのが許せなかった。」の中の“すんなりと”という言葉からも土方自身どこか自分のやってることが“単なる悪あがき”だということが分かっていたのかもしれない。勝てる見込みがあったのであればまだしも、実際の戦況はそうではない。

と、ここまで考えたところで、戦い続ける以外に目的がなく、かといって自ら死ねない(死ぬ訳にはいかない)彼が、その戦いの中で起こりうる偶発的な死を望まないとは言いきれないということに、ようやくと言って良いのかもしれないが気付くことができた。死ぬ機会を伺う程に強くはないにしろ、どこかで終わらせたいというかすかな願望がなかったとは言い切れないなと。そしてそれが「死に場所を探していた」に繋がると言っても良いだろうと。そこに至って今回の問題としていた言葉がすとんと私の中で落ちついた。それならば納得できる。

そしてこうも考えた。もしこのドラマが最期の一日じゃなかったらどうなっていただろうと。最期の一日だったばかりに土方はその日まで先の希望を見せてはもらえなかったかもしれないのだ。しかるべき時間が確保され、最期の一日でなかったとしたら。土方も最期の日に気付くなんてことにはならず、もっと早くに希望を見出すことができたのではないか(そういう風に三谷さんも書いたのではないか)。つまり1時間半という時間はファンにとっても短かったが、土方にとっても酷なことだったのかもしれないと。ああやはり。時間が足りなかったんじゃないかなぁNHKさんよ(涙)。あれだけ山本土方への愛を感じさせてくれた続編ではあったけど、時間だけは本当にどうしようもなかったのだろうか。。。とこう文句を言えるのも続編をやってれたからこそなのだから、感謝な気持ちの方が強いのだけど、それでも。

以上

さぁて。よくもまあ2月も明日明後日で終わりという今日まで長引かせたもんだと思うけれど、組!!続編の感想はこれにて終了とします。ってかまとめになってないね。1も2も。番外編ということで一つよろしゅう。そしてここまでお読みくださった方、本当にお疲れ様でした。おそらく食あたりを起こしかけてることかと思います。口直しがなくて本当に申し訳ないんですけど。ちなみに書いてる本人はというとちょっと厳しいときもあったけど面白かったので大満足だったりします(これぞ自己満足の極み;^^)。自分の現時点で書ける文章の限界もよくわかったし、本当に良い経験となりました。内容については異論反論は当然なのでとりあえず一意見として読んで頂けるとうれしいかな。
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by kage_cha | 2006-02-26 22:00 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 まとめ1
土方歳三最期の一日の通し感想。1から9まで。日数にして1/5~1/24の約20日間。その間は時間が空けばこの感想のことを考えるという日々を送ってきた。しかし全てを通しての感想を書き終えた今でも消化不良感が残ったままとなっている。構成がまずかった、時間が足りなかった、と言えれば楽なのだろう。けれどそれでは意味がない。そこでここでは気になったことについてのみ書いて、感想としてば終わりにしたいと思う。何となくそれはそれで良い気がするのだ。一人の人間の死を観て、例えドラマであろうとすっきりしたいなんて考えることの方がそもそも間違っているのかもしれないから。

すっきりしたいなんて考えることの方がそもそも間違ってる、、、か。あぁ、そうか。なんか分かってきたかも。もしかすると私は非常にまずいネタばれを読んでいたのかもしれないな。いや、この場合はネタ(話のすじ)という表現は適当ではないか。それはえぇと、そうだ。NHK公式にあった作者(三谷氏)の言葉の
敗者だけが見ることのできる、絶望の淵から顔を覗かせた「希望」。それが僕の描きたかった「五稜郭」でした。
に代表される製作側の想いってやつだ。

少し振り返ってみる。この続編が製作されることが分かって以降、当ブログでは出来る限り追いかけてきた。もちろん記事にしたのはごく一部だが、私自身はほぼ全てについてチェックしていたと言っていい。そしてそれらの情報を追っていく中製作者側から出てきたのは、土方歳三という一人の人間の死を描いたドラマであるにもかかわらず、「希望」「未来」「諦めないこと」「生きる」といった前向きな言葉ばかりだった。もちろん、それが悪いとは言わない。製作者はそういう想いを込めて作ったということなのだから。正直製作側がどういう想いで作ったからと言って受け手がどう観ようとそれは勝手なのだから。しかし私はどうだったか。このドラマから何か希望を見出さなきゃいけないというどこか強迫観念のようなものを感じてしまったのではないだろうか。

実際に続編を観た結果。特に初見時。私が一番強く感じたのは希望でも未来でもなく、土方が死んだことによる喪失感だったのではないかと今なら言える。そしてそれはごく当り前の感想なのだ。ドラマという創作物を通してとはいえ2年も付き合ってる人間が死んでしまったのだから。だというのに私ときたら製作側の意図に影響され、そんな素直でもっともな感想をどこか無理やり捻じ曲げようとしていたのじゃないだろうか。「土方は死んでしまった、でも何だかすがすがしい気分だ。」というような。

はは、無茶苦茶だ。そりゃ混乱もするわ。人間やはり自分の気持ちに正直なのが一番だってことだな。20日間かけて感想を書いた結果、あれ?となった自分の気持ちは間違ってなかったってことだ。その時点でもやはり心のどこかで「走れー鉄ーーー」というような前向きな気持ちに持って行かなくてはという思いがあって、でも実際は土方の死がショックでそんな気になれないというギャップ。あれ?となる。そういうことか。この気持ちに気付けただけでもアホみたいにしつこく感想書いた意味があったかも。時間が必要だっただけなのかもしれないけど。

ふ~・・・・。

ちょっと別の意味ですっきりしたようです。読んでる人を置いてけぼりなのはいつものことなのでお許しを。しかも結局宿題にたどり着かないまま時間切れ。本当は最初の段で言い訳をして、宿題書いて終わりのつもりだったのにな~。でももう宿題なんてどうでも良いやとなりそうだ。いやいや、それではだめですな。ところで宿題って何だという話だけど、

(■土方が榎本に近藤を重ねようとしたこと)
■「死に場所を探していた」問題

の2つでした。ただし、土方が榎本に近藤を重ねようとしたことについては最初こそ驚いたけど、全体を通してみると土方って榎本のことが結構好きだってことがわかったのでこれはなしで(すみません)。下についてはこのせいでこれまたかなり悩まされたので絶対に書きたい。

で、終わりかな。
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by kage_cha | 2006-01-25 08:05 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 9
書いても書いても終わらねぇと思っていたけど、とうとうここまで来ました。そしてこれが通し感想としては最後です。もっと続くと思ったのだけれど気付いたら終わってたという感じでした。


馬で間道を疾走する土方ら。

一方、官軍の進攻は続く。新選組本陣では島田の号令が響き、隊士達が戦への準備をしているのだが…。わ、今官軍の足元に転がったのはあのランプじゃないのか?ってこれってもしかして官軍が新選組本陣のそばまで来てるってことじゃ。と思っていたら、やはり。

「不意打ちです!」

あぁ、不意打ちで攻め込まれたその時点で勝敗は決まっている。相馬がどんなに頑張っても無理だ。蟻通はまるで見せ場のないままやられてしまうし。ここはもう、島田の絶叫と尾関の旗持ちとしての意地と誇り、掲げられるボロボロの誠の旗が印象的だったとしか言えないよ。こうやって敗れていくのだなと妙に冷静な自分が嫌。なお、後の大鳥の説明で弁天台場まで新選組は退却したらしい。

同時刻の土方。順調に間道を抜けたらしく、黒田の陣を見下ろす位置にまで来ていた。そしていざ攻めんとしたときに目に入ったのが箱舘山に上がる煙。「箱舘山が。(新選組が)」と呆然とする。

またその頃の五稜郭では榎本と大鳥がジオラマを前にして戦況のあまりに急過ぎる展開に驚愕している。「箱舘山。」「どうやら夜中の内に上陸して一晩かけて山を越えてきたようだ。」「信じられん。まるで鵯越だ。」「箱舘の街を奪われたらもう戦は終わりだ。無念だ、もう少しだったのに。」(この辺が大鳥の諦めの早さをあらわしてる気もする)榎本も動揺の色を隠せず「信じられん」と呟きそのジオラマの黒田の陣に刺さった笄(たぶん、、)を見て土方を思い出す。

「土方、、土方はどこに居る!!」

場面が変わり、知らせを聞いてか五稜郭の外(?)に走り出てくる榎本。とそこに、土方が帰ってくる。

「大鳥さんは!」「箱舘に援兵を差し向けている。」「それで良い。箱舘の街を奪われたらサンドウィッチになるのはこっちの方だ。」

やはりこういうときに頼りになるのが土方なんだよ~(涙)。

確認をしに戻っただけなのだろう、「後は任せた。」と新選組が退却したという弁天台場に行くべくもと来た道に馬を向けようとする。しかし榎本、「土方!行ってはならん!後は我らと共に。」と馬に走りより止めてしまう。置いていかれるという不安からなのだろうか。またこの続編における榎本と土方の位置関係ということで見ると、ここにきて完全に立場が逆転したような気がする。

そんな榎本に対し土方は、「なぁに、これからだよ。計算が崩れたときこそ、俺の出番だ。」と諭すかのように言い、さらにこう続ける。「昔の仲間を助けたら、その足で黒田の首を頂いてくる。」と。その落ち着いた様子に榎本も行かせることに納得したのだが、「死んではならんぞ。」とまるで願いの言葉を土方に投げかける。土方も「もちろんだ。」と(もう、この辺の土方の声も顔も良すぎて困るよ)。

そこでふと何かを思い出したかのように。

「榎本さん、あんたこそ死ぬんじゃねぇぞ。生き延びて、この地に夢の花を咲かせろ。」
「夢。」
「この大地を開拓するんだ。そして何万頭の牛を飼って、チーズを作れ。そんなこと、あんたにしか出来やしない。」

待って。頼むから待ってくれ。何ですかその遺言のような言葉は。ずるくないか?そんなこと言われて残される側はどうしたら良いんだ。でも土方は行ってしまった。もう彼を止められない。


馬を走らせ土方が一本木関門に到着する。兵士達が駆け寄ってくる。「敵の奴ら、いつの間にか箱舘山に。」と嘆く彼らに、「諦めるな。俺が来たからには負けはしない。」と励まし、新選組の無事を問うが良い答えは返ってこない。「多分、今頃は。」と。

そのとき突然沖で船が爆発する。敵の船。それを確認し、土方は意気消沈している見方の兵等に向かって叫ぶ。

「見ろ、敵の船が沈んでいく。あれは我が軍の勝利ののろしだ。今こそ敵の本陣に切り込むのだ。俺と居る限り死にはせん。土方歳三に着いて来い。」

とそこに突如銃声が響いた、と思ったら。




え、うそ。ここでなの?




一旦は落馬し倒れた土方だったが再び立ち上がり数人を倒す。

そして「何者だ。」と問う敵に対し、

「新選組副長、土方歳三。」

と名乗り、ここで力尽きる。

「榎本さん、すまん。」

倒れた土方に影がかかる。

「歳」

「かっちゃん。」



・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

「終わった」と肩を落とす榎本。号泣する大鳥。

なんかもうここからは冷静に見られない。

そして。弁天台場で土方が助けに来るのを信じながら戦う島田らの元に永井様が島田たちに彼の死を知らせに来る。

「ウソだ。あの人は死んだりしない。」

号泣する島田。永井様が言う。

「生きるんだ。生きて土方の仕事をお前達が引き継げ。生きて見届けるんだよ。新選組を受け入れなかった新しい世がどんなものになるのか。あいつは、それをお前達に託したんだ。」

新選組!のテーマ。

官軍の使者が来たと知らせ。

「さてと、降伏してくるか。」

尾関が掲げるぼろぼろの誠の旗。

走る鉄之助。







終わっちゃった。

あれ?
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by kage_cha | 2006-01-24 08:15 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 8
いやあ、雪がすごいです(関東)。


「名付けて、桶狭間戦法。」

ぶっ!!

いや、ここ笑わなかった人居るんだろうか。ごめん、真剣な人を笑っちゃいけないとかいうそんなまともすぎる意見は不要だから。これは本当に不意打ちだったの(そういや今年の大河の第一話のタイトルは本家本元の『桶狭間』だったな。)。ところでこの策って他の創作物を見ることがあるけど―但し私の言ってるのは戦力が圧倒的に不利な状況下で、敵の頭を叩くことに集中し、その結果敵の指揮系統を崩して最終的には相手を引かせるというもの―戦場においてよくとられる戦法なんだろうか。いずれにせよ多くの幸運に味方されてようやく成功するという策で、完璧とは言えないのだけどさ。。。。

榎本は「大きく出たな」と言いつつも名前を気に入った様子。土方は説明を進める。箱館は南の箱館山に湾の軍艦と、守りに関しては万全であること(箱舘山のふもとには新選組もいるしね)。だから敵は北と西から五稜郭を目指して帯のように連なって攻めてくること。ではそれに対しこちらはどうするか。兵が少ないことを利用し、相手の弱い一点をつくことでそれを突破。本陣にいる相手の頭である黒田良介の首を取る。あとは頭を取ったことで乱れた敵を背後からと前方から挟み込んでサンドウィッチにするという。兵は少なく50で良いとのこと。(うーん、50ではサンドウィッチにならんだろうと思うのだが、、。ってこういうツッコミがいかんのよね)。この作戦を聞いた榎本。

「すばらしい。」
「君の話を聞いていると、勝てそうな気がしてきたよ。」
「よく思いついたねぇ。」

よっ褒め上手!

すると突然土方はこんなことを言い出す。

「やつらは薩摩だの長州だの土佐だのが混ざって出来た鵺だ。」
「その化け物を、最後に人が倒す。」

観てる側しか理解できないじゃん(実際榎本さんは?だったし)。おそらく三谷さん“鵺”という言葉をここで使いたかったというのがまずあって、それを回想に持ってきたのだろうね。それくらいぴったり嵌ってる。そして土方は急に改まり、「総裁。この戦、勝てる。」と。榎本は最初こそ驚くが、土方の目をじっとみつめ「生きるための戦いだな。」と。土方も、

「あぁ、生きるための。」

うぉーたまらん(笑)。と2人の気持ちが大いに盛り上がったところで、榎本は大事なことを忘れていたことに気付いたらしい。土方が出撃したあとの全軍の指揮は誰がとるのかということに。土方は榎本に任せるというが、榎本は「私でも良いんだが、ここは一つ、大鳥にやらせてみないか。」と、すっかり(私に)忘れられた人物を挙げる。しかし土方は「どうせあの人は俺の案には乗らない。」と。まぁそうだろうね。土方はそんなに大鳥のことを嫌いではないのだろうけど向こうはそうではないと思ってるからね。すると榎本、その誰かさんに「土方君はそんなことを言っているが、あんたはどうなんだい。」と呼びかける。

机の下から出てくる大鳥。確かにあのタイミングと状況では机の下に隠れるしかないもんな。でも土方君は全然気付いていなかったという(笑)。一方何度か椅子に座る機会のあった榎本さんには見えていたようで。その大鳥に対し土方は「何をしてた。」と厳しい表情で問う。大鳥も「あんたが総裁にろくでもないことを吹き込んだらすぐに切り捨てるつもりだった。」と言い、「そしてこれ以上もないという程のろくでもない策を聞かせてもらったよ。」と土方に歩みよる。刀に手をやる土方。さらに一歩前にでる大鳥。榎本が止めようとする。が、突然大鳥は「土方、礼を言う。」と頭を下げる。そして

「榎本総裁をもう一度戦う気にさせてくれた。」

と。胸元から徐に香車の駒を取り出しながら場所を移動。ジオラマを見下ろしながら(ちゃんと駒を戻すのも忘れずに)、「守りのことは俺の専門だ。後のことは心配するな。存分に戦って来い。」と。土方も、先ほど榎本が兵達に降伏を宣言するとき、大鳥が誰よりも悔しそうな顔をしていたと言い、机上の上だけでものを考える学者男、計算だけの男ではなかったと彼を認める。そして「後は任せた。」と。頷き合う2人。良い顔だよ。さぁ取り残された榎本さん。

「おいおい、ちょっと待ってくれ。私抜きで心を通い合わせるのはやめてもらいたいな。」

この辺の抜きが好きなんだよなぁ。三谷さんって今更だけど照れ屋だよね。

また、もう何度目かの官軍の映像が流れる。本当に嫌だ。

五稜郭では榎本、土方、大鳥の3人が歩きながら、戦いの先の話をしている。今回のことで薩長の大軍を負かした事実をつくり、それをきっかけに蝦夷地に新しい国をつくるという。その榎本に対し土方は、そこでおそらく一番気になっていたこと、かつ一番大事なことを確認する。

「その国では、近藤勇はもう罪人ではないんだな。」

「もちろんだ。この国を作る礎となった一人の英雄として、未来永劫その名は刻まれる。」そう言い手を差し出す榎本。

「前から気になってたんだ。その挨拶には一体何の意味がある。」

これって6話のヒュースケンから来てるのかな。だとしたら十数年越しの疑問がここで解消ってことになるのか。でもそう言えば、史実ではフランス人と関係があったそうなのだけど、、、(詳しくないのでこれ以上は言えないけど)。ともあれ大河の土方はまた違うからねまぁこれはこれで良しと。さて、しぶる土方だったが新しい国の挨拶だと榎本に言われ、ならばと手を差し出す。がっちりと手を握り合う2人。榎本は大鳥にも参加するように促す(このときの大鳥の顔最高)。そして3人の手ががっちりと組まれる。

なんでこれが最期の日なんだよ。。。。

さて、場面変わって兵達に檄を飛ばす大鳥が。脇には椅子に腰を下ろし静かにそのときを待つ土方。じわじわと忍び寄る官軍。大砲の音。敵の総攻撃が始まる。新選組の本陣でもその音が聞こえた様子。「ここで待てというのが土方さんの命令だ。」…もう、島田ったら。そんな悠長なことを。五稜郭には次々と味方の陣が落とされたとの連絡が入る。「これで心置きなく突っ込める。」という土方。そして、敵が五稜郭しか見えなくなっており、黒田の居る本陣が切り離されたと読んだ土方は、

「勝負だ。」

と言い残し部屋に戻る。その後姿を見送る2人。あぁ夜が明けたのか。

朝日の差し込む土方の部屋。ここはあまり語れない。第一映像が綺麗過ぎる。それにこの土方の表情を見てしまうと、その先に待ち受けている運命を知ってる自分は胸が痛くて痛くて。初見のときもくるものがあったのに、この感想を書くために続編における彼の心の過程をじっくりと見てきた今ではよりくるものがあって。

「近藤さん、悪いがあんたのところに行くのはもう少し先になりそうだ。」

だめだ、泣けるよ。この台詞を聞けただけで、この彼を観れただけで、この続編を作って良かったと言い切れるよ。だからここで終わりにしないか。ここで部屋を出る彼の背中を映したところで終わりにしないか。と言いたい、、。いやダメだなそれでは。最期まで見届けないと。さ、気合を入れて。

「目指すは本陣、奸賊薩摩、黒田良介の首唯一つ。いざっ!」
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by kage_cha | 2006-01-22 22:50 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 7
ここからは展開としてもかなりテンポアップしてくるので、感想も同様にさくさく行きたいものです。


「勝ちたい。」

誰も居なくなった会議室にて。こう呟いてやおら立ち上がった大鳥は、ジオラマを前に香車の駒を手にし策を練ろうとする。と、手が滑り駒を落としてしまう。それを拾おうとかがんだところで、、。例の2人がやってくる。

「ぶどう酒でも飲むかね。」
「今は結構。戦に勝ったら存分に飲ましてもらう。」

酒を飲みながら作戦を立てさせるっておいおい榎本さん(笑)。もちろん彼の高揚する気持ちを表す言葉ではあるのだろうけど。何だかんだ言っても根が真面目な土方は当然ながら即却下。真剣な表情でジオラマを見つめている。るんるんな榎本はそのまま黙っていることができる訳もなく、京での新選組の話を持ち出す(今まではタブーだったのじゃないかな)。京に居たとき、さらには池田屋のときも同じように策を練っていたのかと。対する土方の答えは「あのときは俺と山南さんで考えていた。」。山南さんのことなど知るはずもない榎本は誰なのかと聞く。土方はあっさりと、何てこともない様子で「江戸に居た頃からの仲間さ。俺が全体の策を立て、そいつが細かい陣割をする。それが新選組のやり方だった。」と。ほぇぇ。先にワープの話をした私だからここの感想もそれと同様ではあるのだけれど、あぁ土方の中で本当に山南さんがちゃんと消化されてるんだともここでは思えた。ちょっと(いやかなり?)美化されてる辺りがリアルだ(笑)。

さてさて。本当にのりのりの榎本君(笑)。「では私が、今はその山南さんの代わりを務めるとしよう。」と申し出るが、「無理だ。」とまたしても土方に即却下される(少し間があったのがせめてもの気遣いか)。あ~あ、榎本さんしょんぼりしてるよ~。土方もさすがにフォローが必要と感じたのか(という訳でもないのだろうけど)、

「良いんだよ。あんたはあんたで。」

と。またその直後に土方は突然噴出すのだが(ちょっと素っぽい)、実はここすごく好きだったりする。何となくあのニヤリ笑いの方が合ってる気がするのに敢えてこの噴出し笑いをもってきてる気がするし。本編でも土方のこういう笑い方はあまり見たことなかったから少し驚いたりもして。何か意味があるんだろうか。

少し話しを戻して。あんたはあんたで良いと言ったことについても。大河の土方ってこの考え方を貫き通してると私は思う。近藤さんにもそう言っていたし、結局その思いを伝えることなく分かれてしまった山南さんにもそうだったに違いないだろうから。

さらに真剣に地図を眺めながらまた土方はこんなことを言う。

「散々見慣れた地図なのに不思議なもんだ。」
「俺はこれまで、死ぬための策しか考えてこなかった。今は生きるためにこれを見てる。同じ地図でもまるで違うものに見えてくる。」はぁ、また出たよ。これは後で。

さぁ土方君のシンキングタイムが終わったようです。
あれだけ榎本の邪魔が入ったのによくこんな短時間で策が練れたなぁと思うけどね。

「決まった。」
「ではこれより、軍議を行う。」

榎本が「お願いします。」と言う気持ちすごくわかる。観てる私も同じだった。だというのに次の瞬間大爆笑。ごめん、土方くん、そのネーミングはどうなんだろう。

さぁて、ここで一旦切ろうかね。
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by kage_cha | 2006-01-20 00:16 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 6
※5の続き
望楼へと続く廊下で2人がする会話の中で、榎本は土方を“リアリスト”と評する。そして自分は“間抜けなロマンチスト”と。そして望楼に上り、その間抜けのロマンチストは眼下に広がる北の大地を見下ろしながら(と言いたいところだが夜なのでほとんど何も見えず)、自分の北の大地にかけた夢の話をする。「何もないところから新しい国づくりを始めたかった。」と。窓辺に立つ榎本の後ろで神妙に話を聞いていた土方だが、

「あんたの言うとおり、俺は今まで死に場所を探してきた。」

と告白する。そして「その横であんたは今の今まで、本気で薩長に勝つつもりでいたのか。」と。まったくもう。この「死に場所を探してきた」という言葉にどれだけ悩まされたことやら。だがこれだけ自己を客観的に見れたということは、もう大丈夫だと安心もできたのだけど。そんな土方に対し、

「しかし夢は覚めた。」

という榎本。面白いのはこの後榎本がまた夢の話を始めること。そのときのキラキラとした目、生き生きとした顔といったら。そしてまた、

「全ては夢に終わった。」

と、現実に返って厳しい表情となる辺り、本当は悔しくて仕方が無いこと、夢への未練がいやと言うほど伝わってくる。

さて、動きが。「総裁、探したぞ。」と大鳥が榎本を探しに来たのだ。分散していた各陣の指揮官に対して話をしてくれとのこと。榎本は土方にも付き合ってくれと頼み、会議室へ向かう。そして集まった指揮官達の前で、これまでの戦いを労う榎本。「戦いは、本日で終わりだ。」と。だが最後まで戦いたいと指揮官達は幹部に詰め寄る。先の宴にて幹部連中に対して言ったときと違い、やはり実際に戦っている人間が思うところの方が大きいのは当たり前だが。こういう温度差がやはり実際の旧幕府軍にはあったのではないだろうか。本当に薩長に恨みなり、思うところを持っている者達と、そうでない者達との間には。呆然とする榎本と、座り込む大鳥、何か思うところがあるのか、目を細めてそれらを見つめる土方、三者三様のありようが面白い。

そして。どう収集ついたのかはわからないが話を終え自室へと引き上げる(であろう)途中、先を行く榎本に対し土方が後ろから声をかける。きたよきたよ(興奮気味)。

「何も思わないのか。あの声を聞いて。」

きたーーーーー!!

「すでに降伏は決まったことだ。」

このときの榎本の悔しそうな顔ったらない。

「降伏はするな。」

よっしゃ!!榎本の部屋で言ったときとは全然言い方が違う。それを聞いた榎本は振り返り(このときの笑顔がもう、このいじっぱり!て感じで良いね~)、

「びっくりするようなことを言うねぇ。それじゃ今までの話は一体何だったんだ。」

いやいや、榎本さん。これが山本土方。新選組!の副長ですわ。と今更ながら妙な身内意識な自分が好き(笑)。そうそう、このお方はスイッチが入ってしまうとそれまでのあれやこれやがすっとんで、他人からは突拍子の無いと思えることを自信満々に言い出すんです(褒めてんのか?)。

さぁ後は説明することがない。

「ようやく気付いたよ。俺は死に場所のことしか考えてなかった。そしてあんたの頭の中には降伏のことしかなかった。俺達は大事なことを忘れていたようだ。」
「何をだね。」
「諦めないってことだ。」
「あんたは確かに馬鹿だ。馬鹿なロマンチだ。だが俺はもう一人の馬鹿なロマンチを日本一の侍にするために人生を費やした。どうやら、そのロマンチとやらに付き合うのが性に合ってるらしい。俺は、あんたの夢にかけることにする。」
「夢は覚めたといったはずだ。」
「いや違う。夜が明けるのはまだまだ先だ。榎本さん。」
「いいか、これは死ぬための戦いではない。これから俺達は、生きるために戦うんだ。」

あぁ、やっとこの人に先(未来)が見えた(涙)。榎本にも見えたようだ。

「一言言っておく。ロマンチではなく、ロマンチストだ。変なとこで切らないで欲しい。」
「知ったことか。ここは俺に任せてくれないか。」
「中身次第だな。まずはどうする。」
「まずは、軍議だ。」

最後に。望楼へ向かうときとの対比で。

「土方君、君に一つ謝らなければならないことがある。」
「あんたこそ、筋金入りのロマンチだ。」

ふぅ。ようやく終わった。長かった(笑)。

では後は2つの気になったことについて述べておこう。

といいたいところなのだけど。今日は時間切れ。また明日以降になります。
もう良いもん。気長にやるし(笑)。

目標!1月中!!


[1/19 23:40]
上記2つの気になることは最後のまとめで書くことにします。まずは先に進めよう。
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by kage_cha | 2006-01-15 12:29 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 5
まず言い訳を。

すでにお分かりでしょうが、この通し感想については自分なりにシーンを区切って書いています(区切り文字=☆)。そしてここでは今回の続編において最重要とも言っても良い、“榎本の部屋に土方が入ってきた”ところから“「まずは、軍議だ。」”まで。土方の復活が描かれたシーンです。もう少し細分化も出来ない訳ではないのですが、やはりこれでひとまとまりかと。但しここは他に比べて長い上、何と言っても土方の心理変化が激しい(というより極端です)。だって『死に場所を探していた』土方が、『生きるために戦うんだ』と言い出すまでの過程を描いているのですから。たかが15分。されど15分です。

と気合を入れつつも何とかなるだろうと楽観的に書き始めたのですが、正直脱落しかけました。思った以上に『死に場所を探していた』という言葉を受け入れられなかったのがその理由です。要するに大前提が納得いかないのですからそりゃあ心理変化もくそもあるかい。ということです(笑)。そんなこんなで書きあぐねているうちに、ここまできてしまいました。でも今は自分の中で解決を見たのでなんとか書き進められそうです。

そんな私の精神状態を理解した上で以下をお読みくださると助かります。

言い訳だけですでに長いよ。

あまりに長いので隠します。
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by kage_cha | 2006-01-13 00:05 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 4
前記事で1/3終了したことになるのか。あと約1時間。

ようやく土方が五稜郭にたどり着きました。


本当にこの五稜郭のセットは良く出来ているよね。

ジオラマを作ったのは大鳥さんでしたか。男の子ってプラモデルとか好きだもんね~(好きな人はだけど)。しかしよく出来たジオラマだ。おそらく冬の間に作ったという設定なのだろうけど、水まで張ってる辺り、凝り過ぎだろうよ、とこういうことにまったく興味のない私は思ってしまう。土方にジオラマを乱されるのに一々反応するのが微笑ましいという(笑いどころではないけど)。でもまさかこの後あんなことになろうとは。丹精こめて作ったであろうジオラマを(方向性が間違っているとは思うけれど)ああしたからこそ彼の気持ちを表す良い、、しまったそれは後の話。

ジオラマを見下ろす副長の表情は後のシーンとの対比の意味があるのだろう。ここの大鳥vs土方は、この後の榎本vs土方との対比と言う意味でも観ていて面白い。基本的に土方の攻め方は同じだからね。大声を出すのはどうかと思うがそれはいつものことだし現状の彼はいっぱいいっぱいなので仕方が無い。で、大鳥さん。どうにかして自分が上だということを示そうとするのだが、ことごとく失敗するのが面白すぎ(笑)。大鳥さん大鳥さん、無理ですって。そんな正攻法では土方君にはかないません。とつっこみつつも笑えて仕方なかった。結局「あんたじゃ話にならん。」の言葉通りの決着に。しかもすっ飛ばされるオチまでついて。もしかしてこんなやり取りを顔を合わせる度にしてたのか?そりゃあ榎本さんも「またやってるよあいつら。」というような顔をするってもんだ。

あとはそうだな、ここでの土方の「最悪の場合を考えるのが策ってもんじゃねえのか。」という台詞に山南さんを思い出したのは言うまでもない。ただなぁ。もちろん副長sファンとしては嬉しいのだけど、どうも私はそれよりもこう、何ていうのか、もう少しこの日に至るまでの1年間の戦いを連想させる台詞が欲しいという気がしてしまった。この後の榎本とのシーンも然りだけど。どうも組!から組!!への経験値という意味でのワープ感が否めないんだよなぁ、とね。正直続編には1年間という月日の積み重ねが欠けていたように思う。時間の経過は感じとれたのだけれど。日本語合ってるかな。

「ひ~じ~か~た~くん!!」

たまりませんがな(笑)。

☆[1/10 01:05]
大鳥をひきずるかのごとく榎本の部屋の前に到着。そして、土方が囲まれたところで出てきましたよあの方が。

「土方君」 (キターーーー!!)

キャーッ!!やっぱり素敵だわ~榎本さん(馬鹿)。それにしても出てくるタイミングが見事。慣れてるのかもしれないね、2人の扱いが(笑)。ご苦労様です。

流れる組!!テーマ曲がこれから始まるドラマを感じさせる。さぁ、ここからが榎本vs土方。この続編のメインだ。前座を務めた大鳥さんはここで一旦ご退場。ちょっと気の毒だけど。
そうそう。何故かここに入れられた入れ札の話。単なる土方の嫌がらせ。しかしほんの数分の登場なのにこの大鳥だと妙に説得力があるのがさすがと言うべきか。もみあげも弄ってくれてありがとう。

「それがどうした」「それがどうした」「それがどうした」

全部言い方が違って何度観ても面白いシーンだ。
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by kage_cha | 2006-01-10 00:00 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 3
もう“通し感想”とタイトルをつけて最後まで行きます。いつまでかかるかわからないけど。だって今からが一番時間かかるところなのに。。。。


やっぱり副長、夜目が利きすぎじゃないか。永井様はちゃんと提灯持ってたよ。馬で鎧で提灯。そんなんで大丈夫なのかなと心配にもなったけど(笑)。しかしランプやらちょうちんやらの入り乱れっぷり。やはりこの時代は面白い。
とちょっとふざけてみたところで。ここの永井様とのシーンはもう観れば観るほど胸が苦しくなる。そして。何度か観たところでようやく気付いたことがあった。このとき永井様から「降伏」という言葉を聞くまで土方は死ぬ覚悟はあっても戦う気力は尾関の言うとおりまったく失せてなかったということ。ただ死にたいということではなかったと思うのだ。(1/10追記 これは違うな。“死にたい”という気持ちは持っていたのだろうけど、表面上それを取り繕うことのできる余裕があったのだ。皆を引っ張っていく長としての仮面をかぶることができていたのだと思う。)そこで改めて観てみると、この「降伏」と聞いた瞬間からの土方の崩れっぷりはすごいとしか言いようが無い。何かがボロボロと崩れていく音が聞こえるようだった。
「俺が何のために今日まで生き続けてきたと思うんですか。」
最後の最期まで、死んでいった皆の分まで戦わなければならないと本編最終回の台詞でもあったけれど、近藤を罪人として死なせてしまったという土方にとり最大の罪(で良いのかな)が加わわったことで、さらに自分を縛ってしまったんだろうな。いや、そうしなければ立っていられなかったとも言えるのかもしれないが。

「ごめんなさいでいいじゃないか。」

永井様のこの言葉は本当に名言だと思う。


「ここではだめだ。もっと上だ。」
続編の土方を初めてみたのはこれだったんだよなぁ。あ、眉間にしわがない(笑)。そしてきらきらコンビの復活(昔私この呼び名で呼んでたんです)。あぁ、あの浅葱色の羽織、半分はここ近藤さんの墓に、もう半分が自分にということなのか。
負けが込んでいると言うのに何故この会津の殿様に疲れが見えないのかという疑問はないというと嘘になりますが、これが筒井さん演じる容保公の魅力ですから。

「託した。」「承知。」

余計なことは口にしないこの二人らしい別れ。


短いですがここでエントリーを変えます。
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by kage_cha | 2006-01-09 02:20 | 新選組!
土方歳三最期の一日 通し感想 2
さすがに長くなり過ぎるので、分けました。


場面変わって新選組本陣。鉄之助の登場。噂の(笑)可愛さは言うまでもないけれど、それよりも何よりも、土方が無理に酒を飲もうとした鉄に対していった言葉に無駄に驚く。
「酒に頼るのは、弱い男だ。」
三谷さんってば、土方(というより山本耕史)にこの台詞を言わせるんですね・・・(笑)。そう言えば史実の土方さんは下戸だったそうで小説などではこの辺でそれを白状するけれど、山本土方ってどのシーンでも(実際は水だけど)かっぱかっぱ飲んでたからなぁ。下戸の飲み方では決してなかった(下戸が言うのだから間違いない)。だから今更俺は下戸なんだとは言えないよな。なんてことも思ったり。


その宴から土方は鉄之助を連れ出し、2人で箱館山に。
ここで続編のキーワードである「生き物の中で一番強いのは何か。」という問いが鉄之助からなされる。「鵺だ。」と答える土方だが、、。初見のときは何故いきなりと思ったが、直後の回想シーンを含めて後々の場面に効いてくるにつれ、上手いなぁと。そして連れ出した目的である鉄に例の依頼(写真は彦五郎さんに、コルクはみつに)をする土方。

なお、「土方は死ぬつもりである」ということもここで明確に示さる。ここから、土方のぎりぎりの精神状態が明らかにされていくのだが、、、これはまた後ほど。

完全に余談。去年の撮影時に一度だけスタパに行った私だけれど、実は撮影していたのはこのシーン。即退散したのは言うまでもない。

☆[1/8 19:55]
お待ちかねの回想シーン。続編は大半が夜のシーンなだけに、このシーンと後に出てくる斉藤のシーンの明るさが眩しいくらいだった。そしてそれは土方にとって試衛館時代は光だったのだとも言うことができて。とは言え、相変わらずの面々(総司の眉毛以外)に気持ちが高ぶったのは言うまでもなく、今なら山南さんとのぴりぴりした空気も愛おしい(笑)。そしてこの回想シーンでは直前の鉄の問いに繋がる「一番生き物で強いのは」と総司が問い、各人の個性溢れた懐かしいやりとりがなされた後、山南さんの「やはり一番恐ろしいのは人ではないでしょうか。人は人を欺く。獣は嘘をつきませんから。」という言葉で締められる。べただが深い。そして移り気な総司に対する歳のツッコみがまた懐かしい。近藤さんが出てこない理由も違和感なく説明付けられる。あ、これだけは言っておきたい。

源さん、、素手で熊と戦って、しかも勝ったんですか!!!(笑)

回想が途絶えると同時にランプの明かりも消える。土方の、山本君も印象に残ったとして挙げていた、「誰も居なくなっちまった」という台詞が痛い。

このランプ、後で印象的な再登場をするのだが、、、。土方さん、真っ暗な中、どうやってお帰りになったんですか。というツッコミはなしなのだろうか。

☆[1/8 21:30]
あっさり島田、尾関につかまる鉄之助。

「多摩まで走りぬけ!!」

皆の思いだな。これは。
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by kage_cha | 2006-01-08 18:15 | 新選組!