土方歳三最期の一日 通し感想 9
書いても書いても終わらねぇと思っていたけど、とうとうここまで来ました。そしてこれが通し感想としては最後です。もっと続くと思ったのだけれど気付いたら終わってたという感じでした。


馬で間道を疾走する土方ら。

一方、官軍の進攻は続く。新選組本陣では島田の号令が響き、隊士達が戦への準備をしているのだが…。わ、今官軍の足元に転がったのはあのランプじゃないのか?ってこれってもしかして官軍が新選組本陣のそばまで来てるってことじゃ。と思っていたら、やはり。

「不意打ちです!」

あぁ、不意打ちで攻め込まれたその時点で勝敗は決まっている。相馬がどんなに頑張っても無理だ。蟻通はまるで見せ場のないままやられてしまうし。ここはもう、島田の絶叫と尾関の旗持ちとしての意地と誇り、掲げられるボロボロの誠の旗が印象的だったとしか言えないよ。こうやって敗れていくのだなと妙に冷静な自分が嫌。なお、後の大鳥の説明で弁天台場まで新選組は退却したらしい。

同時刻の土方。順調に間道を抜けたらしく、黒田の陣を見下ろす位置にまで来ていた。そしていざ攻めんとしたときに目に入ったのが箱舘山に上がる煙。「箱舘山が。(新選組が)」と呆然とする。

またその頃の五稜郭では榎本と大鳥がジオラマを前にして戦況のあまりに急過ぎる展開に驚愕している。「箱舘山。」「どうやら夜中の内に上陸して一晩かけて山を越えてきたようだ。」「信じられん。まるで鵯越だ。」「箱舘の街を奪われたらもう戦は終わりだ。無念だ、もう少しだったのに。」(この辺が大鳥の諦めの早さをあらわしてる気もする)榎本も動揺の色を隠せず「信じられん」と呟きそのジオラマの黒田の陣に刺さった笄(たぶん、、)を見て土方を思い出す。

「土方、、土方はどこに居る!!」

場面が変わり、知らせを聞いてか五稜郭の外(?)に走り出てくる榎本。とそこに、土方が帰ってくる。

「大鳥さんは!」「箱舘に援兵を差し向けている。」「それで良い。箱舘の街を奪われたらサンドウィッチになるのはこっちの方だ。」

やはりこういうときに頼りになるのが土方なんだよ~(涙)。

確認をしに戻っただけなのだろう、「後は任せた。」と新選組が退却したという弁天台場に行くべくもと来た道に馬を向けようとする。しかし榎本、「土方!行ってはならん!後は我らと共に。」と馬に走りより止めてしまう。置いていかれるという不安からなのだろうか。またこの続編における榎本と土方の位置関係ということで見ると、ここにきて完全に立場が逆転したような気がする。

そんな榎本に対し土方は、「なぁに、これからだよ。計算が崩れたときこそ、俺の出番だ。」と諭すかのように言い、さらにこう続ける。「昔の仲間を助けたら、その足で黒田の首を頂いてくる。」と。その落ち着いた様子に榎本も行かせることに納得したのだが、「死んではならんぞ。」とまるで願いの言葉を土方に投げかける。土方も「もちろんだ。」と(もう、この辺の土方の声も顔も良すぎて困るよ)。

そこでふと何かを思い出したかのように。

「榎本さん、あんたこそ死ぬんじゃねぇぞ。生き延びて、この地に夢の花を咲かせろ。」
「夢。」
「この大地を開拓するんだ。そして何万頭の牛を飼って、チーズを作れ。そんなこと、あんたにしか出来やしない。」

待って。頼むから待ってくれ。何ですかその遺言のような言葉は。ずるくないか?そんなこと言われて残される側はどうしたら良いんだ。でも土方は行ってしまった。もう彼を止められない。


馬を走らせ土方が一本木関門に到着する。兵士達が駆け寄ってくる。「敵の奴ら、いつの間にか箱舘山に。」と嘆く彼らに、「諦めるな。俺が来たからには負けはしない。」と励まし、新選組の無事を問うが良い答えは返ってこない。「多分、今頃は。」と。

そのとき突然沖で船が爆発する。敵の船。それを確認し、土方は意気消沈している見方の兵等に向かって叫ぶ。

「見ろ、敵の船が沈んでいく。あれは我が軍の勝利ののろしだ。今こそ敵の本陣に切り込むのだ。俺と居る限り死にはせん。土方歳三に着いて来い。」

とそこに突如銃声が響いた、と思ったら。




え、うそ。ここでなの?




一旦は落馬し倒れた土方だったが再び立ち上がり数人を倒す。

そして「何者だ。」と問う敵に対し、

「新選組副長、土方歳三。」

と名乗り、ここで力尽きる。

「榎本さん、すまん。」

倒れた土方に影がかかる。

「歳」

「かっちゃん。」



・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

「終わった」と肩を落とす榎本。号泣する大鳥。

なんかもうここからは冷静に見られない。

そして。弁天台場で土方が助けに来るのを信じながら戦う島田らの元に永井様が島田たちに彼の死を知らせに来る。

「ウソだ。あの人は死んだりしない。」

号泣する島田。永井様が言う。

「生きるんだ。生きて土方の仕事をお前達が引き継げ。生きて見届けるんだよ。新選組を受け入れなかった新しい世がどんなものになるのか。あいつは、それをお前達に託したんだ。」

新選組!のテーマ。

官軍の使者が来たと知らせ。

「さてと、降伏してくるか。」

尾関が掲げるぼろぼろの誠の旗。

走る鉄之助。







終わっちゃった。







あれ?

何だ、この感覚。どうしよう。全然すっきりしない。

ラストに「走れーー!鉄ーーーー!」なんて一文をもってきて終わらせるはずだったのにとてもそんな気になれない。色んな意味ですっきりさせたくてここまで書いたのに、何故。

少し考えたいと思います。答えが出ないままかもしれないけれど。

それから。当サイトの性質上つっこむべきなのかもしれないかの“し○○”問題(わかるのかな)ですが、さすがに無理。誰だ山本耕史をイケメン俳優とか言う奴は。この人はいち役者ですから。という反論に止めようかな。

そっか、やり残してる宿題も終わらせないと。
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by kage_cha | 2006-01-24 08:15 | 新選組!
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